日常四コマ「ろうそくだせは日本のハロウィン?」
七夕ですね。
七夕というと、うちの地域では変な風習?があります。
「ろうそくだせ」
と言われるものなんですが、七月七日の夕方に子供たちが家々をまわり、
「ろうそく出せ、出せよ。出さないとかっちゃくぞ。
(北海道弁で「ひっかくぞ」の意味)おまけに喰いつくぞ。」
と、なんとも物騒な歌を歌いながら突然玄関にお邪魔するという、
知らない人からしたら、一体何事かと思われそうな奇妙な
イベントです。
浴衣や甚平、あるいは普段着と思い思いの服装の子供たちが
夜の町を集団で回って歩くのです。
「ろうそく出せ」
と言ってるからと言って、素直にろうそくを出すと、
めっちゃコレジャナイ感が漂います。
彼らが欲しいのはお菓子なのです。
ろうそくと言ってるのに、なんて理不尽なんでしょう(-_-;)
各家々の玄関先で物騒な歌を歌いながら、
手に持った袋の中にお菓子をいっぱい詰め込むまで、
彼らは家々を渡り歩くのです。
まあ、私たちが子供の時は提灯をもって遅くまで歩いていたので、
ちょっとはろうそくも必要だったんですけどね。
(子供が火のついた提灯を持って歩きまわるなんて、
今からしたら考えられないことですよね)
最近はいろいろと学校で規制をされているようで(当たり前)
「出歩くのは夜六時まで」とか、「笹を飾ってない家には行かない」
とか、「本当にろうそくをもらっても、文句を言ったりしない(笑)」
とか色々ルールができたようです。
小さな子がお母さんと一緒に回ってたりもします。
ぼんもお友達と一緒にまわって、お菓子を袋にいっぱい
持ち帰ってきてました。
帰ってきて、戦利品を床にぶちまけて得意そうにしていました。
これで子供たちはしばらくお菓子に困りません。
まあ、その分お母さんたちが買ってきてるんですけど・・・(-_-;)
これって北海道だけなんですかね?
しかも道南方面だけ?
北海道って八月七日が七夕ってところも多いんですよね。
他のところでも似たようなことやってるんでしょうか・・・(;^ω^)